活字とうたの日々は...

音楽系陰男子のエッセイ

人見知りの日々

僕は大勢が苦手である。



大勢の人が集まる時、みんながいろんな人と喋っている中僕は特に親しい友人としか喋らない。
というか喋れない。
…悲しいことに。

そして、もし親しい友人が別の人のところへ行ってしまったら最後、僕は一人銅像のように固まり、時が過ぎるのを待つしかないのだ。
僕はこんな場面を幾度となく経験してきたが、その時間はほんとに苦痛だった。





僕はもともと一人でいることが好きである。
一人の方が気を使わなくて済むし、自分を作らなくてよく、楽だからだ。
それに人とたくさん関わってると、明らかに話が合わないなぁという人とも話さないといけないので面倒くさい。

また、僕は沈黙が苦手だ。
僕はあまり話題を持ってないし、相手の話を聞いてそれを膨らませる技術もない。
もちろん沈黙が許されるくらい関係が深くなったら別に気にしないのだが、そこまで達してない時に沈黙が起こると非常に辛い。
僕にとって、それは地獄のような時間なのだ。

その点、やはり一人サイコーだなぁ。




…ここまで、人と関わるのを否定しといてあれなのだが、実は人といるのも嫌いではない。
ふざけあったり、語りあったり、それはそれで楽しいからだ。
こっちはこっちで魅力がある。



え? じゃあなんで一人でいるのかって?



それは僕が教えてほしいくらいです。
ほんとに。

僕としては自然にいるつもりなのだが、何故か周りより友達が少ない。
これは昔からずっと直面している現実だ。
まあ僕が積極的な性格じゃないのは自分で分かってるし、友達が全くいない訳でもないので、今に大きな不満はない。

でも大勢の中での孤独はどうしても慣れないのだ。



昔、コミュニケーション能力の高い子に聞いてみたことがある。

"なんでそんな友達できるの?"

この答えは今でも覚えている。

"んー。普通に話してればなんかできたかなぁ。"



僕は呆然とした。
その普通が出来ないがためにどれだけ苦労したことか。

でもそれと同時に理解もした。
友達作りにも才能は存在することを。
そして僕はその才能に恵まれなかったことも。
もう諦めるしかなかった。
これからも耐えるしかない。

でもその時なんか吹っ切れた気がする。
諦めがついたことで、割り切って生活できるようになった。

これからも人見知りの日々は続く。